2018.6.13 非核化すれば安全な世の中?

昨日は歴史的史上初の米朝首脳会談が行われた記念すべき日であった。非核化や弾道ミサイルの廃棄などと日本を含む反北朝鮮諸国の国民は祈る思いで見守っていたものと思われる。世の中を破滅させるのは何も核やミサイルなどだけではないことを確認したい。科学者は実力を競って他人に作れないものを作ろうとする。当然、作ることに成功すれば使いたくなる。限定的ではあるが無人運転バスの試運転が内閣府が斡旋して各地で計画され期待されている。本当に期待していいのであろうか? 安全性に関しては現在は不十分であろうが、間違いなくこの課題はクリアーされる。となると、世の中の車は近い将来全て自動運転になるだろう。そうなると、運転手という仕事が世の中からなくなる。どれだけの人が職を失うことになるのか。しかし、自動車の無人運転などを検討するくらいなら、線路の上を走る電車の無人運転など凄く簡単なことである。実際、神戸のポートライナーは1981年から開通し、いまだ問題なく走っている。なぜ新幹線をはじめとする鉄道の無人運転に手をつけないのか? こんなの数年あれば全国の鉄道は運転士なしで走ることくらい簡単に成し得るはずである。それは核ミサイルのスイッチを押すようなことになるからであろう。鉄道関係の失業者が恐ろしい数に上ることになるのである。スーパーのレジ、コンビニのレジも無人化の方向に試行中。銀行は既に無人と言っていいほどリストラが進んでいる。便利だ便利だと愚かな人間は喜んでいるようだが、どんどん人間のできる仕事が機械に蝕まられ、働くことのできる人間は限られてくる。仕事をするからお金がもらえ、好きなものを買ったり食べたりすることができるのであるのに、働きもせずしてこの先どうして便利に便乗できるのであろうか? お金を稼がずしてバスにも乗れない。コンビニで買い物もできない。日本中は生活保護を受ける人間ばかりになるであろうが、誰が税金を払って国を支えるのであろうか? 便利なものを作れたからと必ず使ってしまおうとする時代をいつ止めることができるのか。非核化を成し遂げても、自分たちで時限スイッチを押していることに気づいているのであろうか。昭和の時代にベストセラー(映画化)となった『 猿の惑星 』をご存知だろうか?  進化した猿に狩られ奴隷となる知能のない人間が支配される惑星(未来の地球)の話である。『 AI の惑星 』である。