2016.11.29 五十肩に疲労骨折、そして ぎっくり腰

「 だいぶ寒くなってきましたね。でも先生はいつも元気そうで羨ましいですね。 」 とHさん。勤務医時代から拡張型心筋症で診ている患者さんです。内服薬の効果良く、もう20年ほどになりますが、心不全の症状もなく元気に過ごされています。「 いえ、10月から右肩が痛く、夜中うずいて十分寝れない日が続いています。50歳台に多い五十肩というやつですね。」 寝ると肩が落ちて痛みが悪化する夜間痛が特徴です。50歳台に多いようですが、学生時代テニスをしていた影響か、30歳台後半のときにも五十肩になった既往があります。痛みが落ち着くのに、半年から一年はかかる長丁場の疾患ですね。肩の寿命が50年ということなのかもしれません。「 先生も五十肩になるんですか? 」「 いえいえ、それだけではないのです。3週間ほど前、ゴルフのスイングをした時に、左腋下の痛みを少し感じて、先週一気に悪化。肋骨の疲労骨折らしいです。」「 え~、2つも同時に大変ですね。」「いやまだあるんです。今朝 自宅の階段を降りてるときに突然ぎっくり腰になって、今腰にベルトを巻きながら診察してるんです。今日は地獄ですよ。」 診察を放棄したいほど辛かったです。泣き面に蜂とはこのことです。長年、カテーテル治療に携わってきた影響で、12年ほど前に腰椎ヘルニアを発症。それ以来、1~2年に一度の割でぎっくり腰になってしまいました。医者も患者なのです!